RaspberryでES9023DACを使う

 RaspberryとI2Sインタフェースで使うDACチップは、一般的にはPCM5122かES9023が使われています。 音を文章で説明するのはむずかしいですが、感覚的にはPCM5122はきれいに拡がりがある音で、ES9023の方はよりリアルな感じがします。
今回、eBayでRaspberry PI用のES9023のDACを購入し、Raspberryにインストールしました。



1 eBayでI2S DAC Raspberryなどのキーワードを入れ、ES9023のDAC製品を選びます。
2,000円~3,000円ですのでPaypalで支払い、香港からは10日程度で国際郵便で届きました。



eBayのホームページによると、このボードの特徴は次のようです。
– This decode expansion board is specially designed for Raspberry pi B+, adopting ES9023 24Bit stereo DAC, and advanced SABRE digital-analog
この拡張ボードはRaspberry pi B+用に設計され、ES9023 24Bit ステレオDACを採用し、先進的なSABREデジタルアナログ変換を行います。

– The ES9023 internal adopts Hyperstream sturcture, can realize no vibration voice recoding sound quality, dynamic range reaches 112dB
ES9023はハイパーストリーム構成で、バイブレーションの全くない録音品質でダイナミックレンジ112dBを実現します。

– Using I2S interface, no USB interface. Users can work with audio playing system, such as volumio, xbmc system, to have your own network HIFI player. Expansion board provides
RAC output interface for external connection with amplifier. With it, it can avoid the problems like PC large consumption, slow turning on/off, large noises of power supply
USBではなくI2Sインターフェースを用い、volumioやxbmc systemを使いオーディオネットワークプレーヤーを構築できます。このボードはRCAジャックでアンプと接続すれば、PCのスペースが節約され、電源入れ起動で時間がかかったり、電源のノイズから開放されます。

2 RaspberryにES9023のDACをセットします。

3 Tera TermなどSSHを使いインストールします。

① Tera Termで、 sudo apt-get install alsa-utils と入力します。



sudoは,一般ユーザー権限で呼び出し、suコマンドをroot権限で実行するためコマンドです。
LinuxなどUnix系OSでroot権限になるために使うのがsuコマンドであり、一般ユーザー権限ではsuコマンド単独では動作しないように制限がかかっています。
一方sudoコマンドは、その後に書いたコマンドをroot権限で実行するコマンドで、sudoコマンドの後に書いたコマンドしかroot権限でしか実行できないもので、一般ユーザー権限で呼び出せるのがこのsudoコマンドのみに制限されています。

apt-get installはパッケージがアップロードされているサーバーに問い合わせて,パッケージのダウンロードからインストールまでを自動的に行うコマンドです。

 

② Tera Termで、 sudo nano /etc/modules と入力する。

nanoは使いやすいエディタで、nano [ファイル名]でファイルを開きます。

 

③ Tera Termでnanoエディタで /etc/modulesファイル に次の5行を加えます。

snd_soc_bcm2708
snd_soc_bcm2708_i2s
bcm2708_dmaengine
snd_soc_pcm5102a
snd_soc_hifiberry_dac


画面下部にはコマンドによる操作方法が常に表示されているので操作コマンドは^とアルファベットで表示されています。
^はCtrlキーを表していて、Ctrlキーを押しながら文字キーを押すと、表示されている操作ができます。
カーソルの移動は矢印キーで行います。
文字の削除はBack spaceキーとDeleteキーで行います。

ファイルの保存は、 Ctrl+O で行います。
nanoでの操作を終了する場合は、 Ctrl+X で終了します。

 

④ Tera Termで sync と入力しシンクロを行います。
syncコマンドはバッファ(メモリ上のデータ)の内容を強制的にディスクに書き込みます。
システムを停止する前に、バッファ内に蓄積されているデータで、まだハードディスクに書き込まれていないものは、このコマンドで書き込んでおきます。

 

⑤ Tera Termで sudo reboot とと入力しリスタートを行い、インストールは終了です。

 

4 ES9023でWaveファイルなど音楽を聴いてみると、PCM5122よりか少しダイナミックな音のようです。きれいな音楽が聴けます。

補足説明
・ Volumioの設定画面でMenu→Systemでは、I2S driverはHifiberyを選びます。
・ Volumioの設定画面でMenu→Playbackでは、Audio Outputにsendrpihifiberryをチェックします。
・ Volumioの設定画面でMenu→Playbackでは、Volume control mixerでHardwareは機器側のボリュームを使い
SoftwareはVolumioでソフトウェアのボリュームで音量を変えます。
(Hardwareの設定の方がSoftwareより音質がいいです)